
女優の岸惠子さんは日居天中殺です。彼女の例を挙げて見ていきます。
日干支は「甲辰」で、宿命は全て陽干。乙巳の天恍星大運で離郷。国際結婚以降はフランスに移住していました。
甲は、丁火と庚金の守護神になる事が多いのですが、彼女の宿命には唯一「火」がありません。でも、大運初旬に「丁」が巡り、守護神が人生の最初に影響を与えています。
丁は調舒星で、表現の星。東方は干合しています。
大運初旬の東方干合は演技者によく見られるようです。初旬大運は、人生に大きな影響を与えると言われる程、重要な運気です。
日居(天中殺)とは、辰巳(精神)の場所の空亡となるので、精神面での悩みを持ちます。
甲辰の場合、辰の影響で、東を理解し難く、もともとの寅卯天中殺の現象はされに東の欠落を助長します。また、日柱でしか日居中殺と算出されません。
日居を少し大袈裟に言えば、自分で考えた事は、現実の影響を折り合わせていない思考となるために、現実に反映させても受けいれられくいと言う事になります。
また、甲辰の説明の中で「人生の壁にぶつかるごとに、神仏への信仰が深くなる」となっています。岸さんの場合だと、記事に書かれている内容では、「聖書やイスラム教の聖典も読み漁っていた」と書かれています。
でも、これに関しては自分の対する悩みと言うよりも、彼女の中にある禄存星が他者への関心を開いたのかもしれません。聖書を読んだ理由に、義母から聞いのユダヤ人差別の話が挙げられます。彼女は禄存星が過多(3個)です。
また、龍高星と半会に合う領域を持つ岸さんの場合、海外との縁があったこともあって、日居天中殺のアンバランスを上手く埋めています。
人生の壁にぶつかるごとに神仏への縁と書かれている反面、最初から上手に生き方を見つければ、宗教や神仏信仰になる訳ではないという事です。
仕事に関しても、芸術業界の場合、全て現実的な感覚だったら面白くない訳で、日居天中殺は縦線の業界での活躍を期待する事になります。
さらに言えば、大運初旬にある守護神の「丁火」は彼女にとっての調舒星であり、調舒星は芸術の星です。簡単に言うと、人生の最初に印象付けられたものであるとも言えます。
他に、日居天中殺を既存現実の比喩で言えば、会社に遅刻して怒られたら、もう2度と遅刻しないようにしますが、日居天中殺の場合は、その現実から学びとる事が少ないという事だと言えます。
なので、精神世界の方が生きやすいと書かれているのです。精神世界とは、一般社会の枠から外れているのがポイントです。
つまり、自分の感覚で推し進められる仕事や環境の方が良いのです。
今回の岸さんの場合だと、枠に収まらない仕事と国際結婚という環境の異なる世界に、彼女の宿命が合っていたという事になります。
日居天中殺は、七五三を迎えるまでの間は色々な人の影響も受けます。なので、日居天中殺が生きやすい現実を過ごすには、それまで(幼少期)の影響が重要だと言われています。
それ以降の日居天中殺は、「横」の繋がりに影響を受けません。でも「縦」の関係には影響を受けるので、人間関係なら師匠や後輩から学んで行く事になります。
乙巳との違いは、甲辰の方が精神性は強くなります。
どちらかと言えば、家庭的な面は減るという点もあります。甲辰の場合、守護神となる星は調舒星となり、調舒星を意識するほど旦那を剋する事になります。


