
算命学では、今を生きる現実を“東から中央を経て西”までと分類しています。つまり、東から西までの直線(地球儀で見れば卯酉線)は、現実世界を模っているとしています。
現実界の始点である”東”の場所は、お金を生み出す場所ですが、そのお金はやがて西に流れ着きます。”西”は、地球で見ると卯酉線の「酉」の場所です。東にある「卯」の反対側に有ります。
“酉”は、金の五行です。金の五行は西を指しています。また、西というのは結果を表す場所で、蓄積される場所です。
つまり、西は金の場所であると同時に、貯蔵の場所です。酉のように、金が強い宿命の人は、金銭や物質に関心が強い人と言えます。
金は、物質または収穫する際の鎌を表しますので、物質(農具)で収穫をして、それを形あるものとして表します。
秋月が酉であるのも収穫の時期に関係しています。このように、西方の場所は、現実の貯金を作る場所であります。
一方で、北方は知恵(精神)の貯金を作る場所です。どちらかというと、西方より物質主義ではありません。
現実に強い宿命であれば物質主義者で、精神に強い宿命であれば唯心論者のような偏りになります。どっちもどっちという中間もあります。
現実の世界に生き続ければ、貯金がたまります。精神の世界に生きれば、知恵が貯まります。これに倣って、天中殺の時期は「なるべく新しい事はしない」という定例文があります。
なぜかといえば、年の天中殺は「現実の世界が不安定な時期」になるからです。天中殺の時期というのは、心ではなく現実の世界に反映されます。
精神の世界には影響しません。だから、天中殺の時期は勉強に適しているのです。

地球は、北極と南極を地軸としています。
これは「子午線」の事です。子午線の「子」は、北の場所です。「午」は、南の場所です。算命学で、子午の縦軸は「精神の場所」です。
そして、横向きに回っているのは、先ほどの卯酉線(仮想線)の西と東です。この横線は、現実の場所です。
でも、”西極”と”東極”はありません。これは軸が回っているから、固定できないわけです。ぐるぐる回ります。
そうなると地球の地軸は、西と東ではない事になります。つまり、現実空間である東と西の場所は、霊魂にとって”有るようであってないもの”。仮想線です。
現実というのは存在していても、不安定なものです。行ったり来たりと変化します。なので、算命学では精神的に生きる事を目指しているのです。
魂は、北の方角に向かって抜けていきます。北は天の場所で、南は庶民の場所です。
北へ行けば行くほど、孤高になりますので、知恵が必要になります。孤高であればあるほど、知恵の貯金は必要になるようです。


