
太陽は東から西に沈みます。
算命学でも東の方角は、現実の始まりを表しています。位置する五行は”甲と乙”です。
甲木の干支群の中で、「甲子」は六十個ある干支の先頭に立ちます。「甲」はスタートの場所で、それを支える「子」は北方を指す十二支です。子は北端の支で、極陰となります。
子の時期は、最も寒くて暗い時間帯ですが、ここから進気に入るので、徐々に暖かくなります。夜明け前が最も暗いですが、朝を迎え始めると始まりの時間に入るわけです。
どちらも始まりに関する五行です。この甲と子が一番最初にくる事で、始まりの干と支の組み合わせになっているという事になります。六十干支の始点で、生命の始まりです。
甲木は、”守り”の場所にいます。保護力を司ります。何かを守るには、強い意思が必要です。樹木なので、しっかりしていないと倒れてしまいます。
甲木は、腐らず、流されず。時に頑固であることが重要です。
宿命にもう一つ”甲”があると、守りの星である「貫索星」ができます。揺れない意思を持つ、まさに甲木(大樹)の姿です。例えば、”甲寅”の蔵干には、もう一人の”甲”がいます。
この「甲寅」はとても頑固なので、自分の意思を曲げない干支のひとつです。でも、頑固である限りは、哲学がしっかりしている必要があります。
そのためには、適度な雨水(知徳)が必要です。まっすぐ育たなければ、道にはみ出してしまいます。なので、太陽の陽(礼徳)を均等に与える事も必要です。
例えば、前伊東市長の日干支は甲寅です。意思が強い分、なかなか自分の意見を曲げません。甲寅は、根がある樹木です。
すくすくと育つ木々の下には、実る果物を待つ動物がいます。成長すれば、木陰を求めて集まる目下に慕われます。
一方で、大衆の樹木として使命を果たす干支(甲木)だけではなく、「甲午」のように身を削って周囲のために生きる”木材の役目”を果たすような人もいます。



