干合と宮崎駿と海王星

海王星は、夢や幻想です。宮崎監督のチャートでは、海王星がドラゴンヘッドと重なっています。ドラゴンヘッドは、使命や向かうべき場所を示します。意味は、夢を見せる人です。

次に算命学で見てみると「干合」があります。

干合は、東洋の占星術で言う気の変化の事です。特定の元素と元素が絡む事で化学反応を起こし、それぞれの性質が全く違うものに変化します。宿命に干合がある事で、元々持っている性質が変化します。

今回の場合、日干は、”癸水と戊土”の干合で、どちらも火の性質に変化します。(四柱推命であれば、月支の水旺を観て干合とは取らない場合もあります)

一時的に人格が変わったり、二面性が出ます。つまり、もう一人の自分が出現するという事です。例えば、牽牛星(正官)は、干合で変化すると調舒星や鳳閣星(食傷)に変化します。

これらは表現の星となります。干合は未知数な変化なので、持っている星が変わったり、所々で星同士がぶつかりあうような組み合わせになったり、複雑な変化を見せます。この葛藤は、芸術的な才能、創作に関わる原動力となります。

干合は天干で発生するので、考えが変わったりします。引退撤回に関しても、干合の影響が少なからずあるのかもしれません。

同じくアニメーター出身で、宮崎監督の奥さんも同じく命式に干合(妬合)を持っています。誕生日も同じで、どちらも干合を持つという特別な夫婦です。

宮崎監督の命式には火が全くないのですが、干合の表出(火)によって、表現の幅が広がっているように思えます。タバコや珈琲も火であり、同様に海王星を象徴するものでもあるので、作家に嗜好品愛好家が多かったり、現実逃避(海王星)に嗜好品を嗜むのも、この影響があるのかもしれません。

また、火性というのは先をゆく五行であり、特別な創造性を持ちます。神干五行では火性が最初の五行です。宇宙を創造する段階では、火性が最初にあったのです。

火というのは、爆発であり創造性です。火は創造にとって特別で、必要な性質を持つという事なのだと思います。

他にも、有名な浮世絵師であった月岡芳年も同じく火の干合を持っています。干合は精神の変化なので、ひらめきに関係しています。

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自然体である事と鳳閣星(食神)について

鳳閣星という星は、日干の気を漏らす星となり、その想いや感情を伝える星であります。

四柱推命では食神です。算命学で伝達の星は、鳳閣星と調舒星があり、鳳閣星は陽の気質、調舒星は陰の気質があります。

鳳閣星や調舒星を持つ人は、仕事に関して何かを教えたり伝える仕事が良いとされていますが、それはこれらの星が上記の特徴を持っているからです。中でも鳳閣星は、朗らかな性質を持ち、主観を交えずありのままを伝える気質があります。

ありのままとは反対に、鳳閣星の人が何かしらのイベントの前日で、あえて準備とかを念入りにしたり、事前調査をやっている場合は、そのままの鳳閣星ではないという事になりかねないそうで、すでに身につけている教養などをその時々で駆使する方が鳳閣星らしいと言えます。

またこの星の良さは、これだとダメなんじゃないか、こうやったら変に思われるんじゃないか…というようにアレコレと悩む事が少ない星であるという点です。

例えば、ライブ配信する際、ごちゃごちゃに散らかったままの部屋を片付けず、外面というのをあまり意識せずに、そのままの状態で行おうとしたり、体裁を気にせず人目を引く文章が書けたり、赤裸々な紹介文を作れたり、愉快なスピーチができたり、時にシンプルすぎてつまらなかったり、その人の人間性などをありのままに映し出す独特の魅力があります。

一方、調舒星は主観を交えるので、調舒星が強い場合は、思考を積み上げすぎて悩んだり、発言や物事の裏の裏を考えたりするのです。調舒星はそれが時として革命的な発見や成功につながる事もある反面、考えすぎて骨折り損につながる場合もあります。

鳳閣星は、日干甲から派生する場合や、牽牛星や車騎星(正官や偏官)がない場合、この傾向が強く、時にそれが子供のように無邪気で素直という印象に繋がるのではないかと思います。

甲というのは、五行の始まりであり、最初のエネルギーとなる五行であります。ここでの鳳閣星に食通が多いという理由は、それにもあるのかもしれません。

鳳閣星は、自分が生きている姿のまま、ありのままを伝えていくのがこの星らしい生き方と言えます。逆に、ありのままを伝える性質であるという事は、本人の人間性が重要となるという事もでもあります。

それを磨き続ける事が鳳閣星の良さを発揮するために必要であり、算命学で使命星(伴星)鳳閣星の場合、教養が重要であると説かれているのは、そういう意味もあるなのかなとも思います。

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