
壬(みずのえ)と癸(みずのと)、どちらも水の五行です。
壬は、例えるなら”水湖”です。癸水は、”雨水や雪解けの水”です。五行での水の役割は、裏方です。クローザーのような役割があります。
水は、知恵の象徴でもあるので、指導者という意味もあります。
人生の最後に見るのは「水」と言われています。水は、五行相関の中で最後の五行です。「木<火<土<金<水」と、最後に行き着くのは”水”になります。北の場所にあるので、いわゆる精神の晩年です。
上手く順番に流れていれば、綺麗な水の流れが溜まっている場所です。北に綺麗な水を持っていれば、指導者としても適正な人となります。
北方(上)から流れる水が綺麗なら、次に続く人も清らかな水に恵まれます。雪解け水は上から流れてきますから、上に行けば行くほど綺麗なのです。
それでは、水が多い人と少ない人、それぞれどんな人になるのか?
まず、水が多すぎると、あまり喋らなくなります。水は、裏方の五行です。そして北に位置する五行です。水の性質が多い人は、秘密主義です。どこか冷たくて、ポーカーフェイスな人です。コミュニケーションが苦手という人も多いです。
水は「火」を弱めます。火が弱まれば、活力がなくなります。知恵(水)を溜め込んでいても、それを外に出す程の熱力がありません。火は伝達本能を司る五行なので、それが抑えられると喋らなくなるのです。そして、火は明るいですが、水は暗いのです。
逆に、水が少なければ、どこか老けて見えます。
なぜなら水は、生命や若さの秘訣です。水は艶やかな肌を生みます。ある程度の水がなければ生命は育たないのです。だから若く見せたい時は、保湿をするのです。水が多い人は色気があると言われるのは、その生命的な印象があるからです。
水は穏やかで、柔軟性があります。「上善如水」という言葉がありますが、水はどんなものにもその姿を変える事ができます。
臨機応変に対応できます。でも、水は時に蒸発したり、隙間から溢れていきます。水はずっと同じ場所に留まる事を好みません。水は腐ってはいけないからです。
腐った水では本来の役割を果たせません。水は上から流れるために、磨かれた美味しくて澄んだ水(知恵)の方が良いはずです。
上司になる人は、水分が必要です。水がなければ、部下に知恵を与える事ができません。水が枯れてしまった場所には、活力がなくなってしまいます。
つまり、組織が育たなくなってしまいます。北の位置は水の場所です。そして、同時に上司の場所なので、水(知恵)をしっかり補給する事が大切となります。
例えば、実業家の”山下誠司“さんは、「学びを辞めた時はリーダーを辞める時」とおっしゃっています。



