乙亥の女性

甲(石門星)庚(牽牛星)
壬(玉堂星)庚(牽牛星)丁(鳳閣星)
青文字は中殺現象の星

日座天中殺は六十干支の中で11番目(甲戌)と12番目(乙亥)の干支を示す。

上記は日座天中殺の女性。若くして中年の男性と恋愛(同棲)を経験するも破綻。その後しばらく恋愛を嫌厭。これは日座天中殺の解説でよく出てくる内容と同様。

女性と生家

日座天中殺の特徴として、蓄積の困難が挙げられる。蓄積の場所が欠落しているために、心を許せる人が出来にくかったり、親友のような友人関係を維持するのが難しい。

その結果、友人よりも親兄弟(生家)と過ごすことが多くなる。生家を基盤として生活している。長い付き合いでは、結婚や共通干支などの相性が必要になる。

一方で、生月中殺が家系の困難を示唆している。家庭環境は不遇で、あまり居心地はよくないと言う。日年の乙庚(月支金)の干合も特徴。干合が影響すると、大なり小なり目上や父親との関係に変化が出る。

本人談によると、母親の存在を大事に思っている。日支の玉堂星で母親と縁深く、特に兄弟や母親とのつながりを非常に大切にしているが、父親との関係は難しいと感じている。この時期は、現実欲があり、自身の欲する環境を手にしたいと切望。

それでも、日座天中殺(乙亥)は、既存現実を生きるのが難しい干支。開運のヒント精神(霊魂)の望みを知る事。

算命学でいう霊魂の望みとは、現実に未練がなくなり、本当の生き方を目指す事。本物の火を灯すは、消えない光を宿す事。現実欲の燃料はきれても、魂の燃料は尽きることがない。

現実欲と霊魂

例えば、資産が無限にあって全ての人間関係に恵まれたとすると、多くの人は不動産を買い、豪遊し続けると言われる。でも、ある一定まで達するとそれは飽和する。ヒントとは、その先にある。

心理学で言えば、人間は自分が満たされることで、他人へ奉仕する気持ちが出てくる。つまり、衣食住や人間関係(友人や恋人、子供など全てを含む)に満足しつくすと、他者へ自分力を使って人助けをしたいと思うようになるという。

霊魂の道を知るということは、この説明に似ている。

現実欲はきりがない上、運良くこれを満たせた場合でも、無念に打ちひしがれた場合でも、それを乗り越えた先にある霊魂の道に進むことが一種の幸福であり、本当の人生を生きるということになる。

日座天中殺の特徴として、一般的な現実欲が満たされにくいという事は、周囲が見つめる現実欲を同じように見つめず、周囲の雑念にとらわれないことが重要。同時に、本人にとって必要なものを手にいれるためには、使命に生きる方が早いという事になるようだ。

家族と乙亥

冒頭の繰り返しになるが、日座天中殺は西が欠落しているために、蓄積というものが苦手な干支であると書かれている。西は蓄積の場所であるので、仕事の結果や友人関係、親しい人なども蓄積が難しいようだ。

しかし、家族というのは例外で、元々あった事であり、日座天中殺の特徴として、家族から離れにくいと説明がある。

例えば、「万引き家族」で有名な是枝監督も乙亥で日座天中殺がある。是枝監督の作品はどれも家族をテーマにしたものが多い理由は、日座天中殺の西方欠落によって家族との繋がりが深かったのかもしれない。

また、映画監督という道は、是枝監督の持つ”乙亥”の開花にピッタリとハマった事例だ。

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