
甲辰か乙巳が日干支にある場合日居天中殺になります。月干支や年干支にあっても大なり小なり影響力はあります。
日居中殺は、西と東の現実が欠落している特別な干支になります。私の知る日居中殺の人は、仕事に限らず、恋愛でも悩みは深いようである。
また、日居天中殺のうち「乙巳」は特殊な干支でもあって「祇王の業」に数えられる。乙巳は煌びやかな雰囲気を持ち、天恍星(十二大従星)を持つ事から、恋愛に関心が深い。異性に人気も出るし、本人も恋愛体質っぽくなる。
何よりも、情に弱い所がある。甲辰や乙巳はどちらも生命の干。木の五行であり、犠牲精神の干である。東に位置する五行で、人助けの精神を持つ。恋愛の場合は特に弱く、相手をなかなか捨てられない。
モテるし、逆にそれが本人を苦しませる点にもなってしまう。三業干支であり異性関係の課題が多いが、それを克服していく事によって良縁を繋げていく干支になる。
日居中殺は、現実が欠落しているために、北と南(精神)と中央(現在)のみに意識が傾くと書かれている。外側が遮断されているために、周囲の意見を聞き入れる事ができない。結果として、自分の中で納得できる答えを探し出す傾向にある。
この干支の説明として『有形を求めて有形に留まる。無形を求めて有形までも得られる』と書かれている通り、没落している既存の現実を見るよりも、精神の世界に没頭する方が良いとされている。
また、無形の世界に向かう事で、有形(現実)の恩恵を受けることができるという特徴もある。つまり、日居干支の人が最初から金銭などに執着すると成功が遠のくという事でもある。
霊能者の江原啓之さんは”乙巳”の日居中殺であるが、無形のものを追い求め、結果として有形を得ている。日座天中殺と似ている所がある。
芸能人で、お金持ちになるために仕事を始めたと言う人よりも、才能がそのまま芸能界に繋がったと言う方が多いと思う。才能とはそれに興味がある事で、実際に日常で挑戦している事。
無形とは何かといえば、本人にしかわからない。ヒント見る事はできても、本人の霊魂が何を望んでいるのかは、本人の感覚からしか分からない。
環境での影響を見てみると、日居中殺は生家と反対の性質が身につく傾向があると書かれている。西が欠落している事から、身近な人の意見が入りにくいという事でもある。
日居中殺は同じ過ちを繰り返しやすいという内容も出てくるが、これは上記のように西と東の欠落によって、その影響を受けにくいからと言われている。精神と思考、伝達の仕方に影響が及ばず、変化しにくい。
恋愛や結婚の場合は、相手の育ってきた環境、現在の状況が似たような環境とか、年齢差も少なく同じような分野で仕事をしている場合は、交際継続は難しくなる。
年齢差のある夫婦、国際恋愛、女性の方が年上といった型の方が日居中殺にとっては良い。乙巳というのは、天恍星の質でもあるので、離郷にて運を掴むとも言われる。
古典での象徴名称は「巣穴を離れる蛇」。好奇心旺盛で、学問や芸術で才能を発揮する。日居中殺や日座天中殺は、現実が欠落しているために、南北に目を向けるような構造になっているようだ。
現実というのは、霊魂が人間という肉体で生きる場所であるので、特殊な構造になっている日居中殺や日座天中殺は、現実を燃焼するという事が難しい。
それに気づき、無形に生き始めるとその人にとって必要な事は揃うようになると言われている。現実に打ちひしがられる事によって、無形に生き始める様になる事が、霊魂が望む道を進むという事になる。
その南北というのは精神で、特に魂の喜ぶような生き方を早期に目指すという事が重要となる。


